舒明天皇/皇極・斎明天皇

山の端(は)に あぢ群騒(むらさわ)き 行くなれど
我れは寂(さぶ)しゑ 君にしあらねば
       
                 万葉集第4巻 486番




原文
崗本天皇御製一首(并短歌) 反歌

山羽尓 味村驂 去奈礼騰
吾者左夫思恵 君二四不在者
 
現訳
山の高い所で鴨たちが騒ぎながら飛んでいくけど
貴方様がいらっしゃらないので私は寂しくて仕方ありません







・補足・

崗本天皇

明日香岡本宮を御所にした天皇
舒明天皇か皇極(斎明)天皇の事とされている

この歌の長歌が皇極(斎明)天皇と推測されやすいので女性的に現訳しています
山の端

山の稜線(りょうせん)
稜線とは山の峰から峰へ続く線、尾根の事
長歌 万葉集第4 485番
反歌 万葉集第4 487番




 表紙   万葉集   舒明天皇   皇極・斎明天皇