麻績王
うつせみの 命惜しみ 浪にぬれ
伊良虞の島の 玉藻刈りをす
万葉集第1巻 24番
原文
麻績王聞之感傷和歌
空蝉之 命乎惜美 浪爾所湿
伊良虞能嶋之 玉藻苅食
現訳
この世の命が惜しいので波に濡れて
伊良虞の草を刈って食べているのです
・補足・
都を追われた麻績王を人々が哀れんでいる歌が人伝に伝えられて来てその歌に答えた歌
麻績王を哀れんで人々が詠んだ歌
万葉集第1 23番
表紙
万葉集
麻績王