額田王
三輪山(みわやま)を しかも隠すか 雲だにも
心あらなも 隠(かく)さふべしや
万葉集第1巻 18番
原文
額田王下近江國時 歌井戸王即和歌 反歌
三輪山乎 然毛隠賀 雲谷裳
情有南畝 可苦佐布倍思哉
現訳
三輪山をそんなに隠すものでしょうか
せめて雲だけでも情けがあって欲しいものです
・補足・
万葉1-17 反歌
667年(天智6年)
近江大津宮遷都に際し、古京飛鳥を時に詠まれた歌
表紙
万葉集
額田王